堀越 康夫 Yasuo Horikoshi

マネージング・ディレクター、FCDパートナーズ株式会社 投資事業部長

職歴

㈱ジャフコ(英国駐在)、㈱産業再生機構(マネージングディレクター)、知的財産戦略ネットワーク㈱(取締役)、㈱経営共創基盤(創業パートナー)などを経て、FCDパートナーズ㈱の投資事業部長に就任。

専門

事業再生、投資

学歴

早稲田大学第一文学部卒業、ロンドンビジネススクール(ファイナンスプログラム)修了(MBA)

執筆一覧

伴奏者として 「ある素材メーカーの改革」(下)

設備面での課題を徹底的に抽出すべく、全社員の前で言い放ったのが、以下の言葉だ。 「今週の土曜日、皆様には誠に申し訳ないのですが、全社員で工場内の大掃除をしましょう。工場内には投げ入れられたごみや缶がたくさんそのままになっています。一部には、何が置いてあるのか、把握していないエリアもあるようです。そこで、きれいにするだけでなく、工場内の『不思議』を全部拾いましょう。壊れている部分、修理が必要な部分も探してください」

伴奏者として 「ある素材メーカーの改革」(中)

「仕掛品の保管倉庫なんだけど、建物が古くて雨漏りするんだよね。雨漏りの場所を避けながら、雨の日はブルーシートをかぶせてるんだよ」 投資家として、業界シェア6割を誇る老舗素材メーカーの改革を任された筆者は、工場の様子に愕然とする。

伴奏者として 「ある素材メーカーの改革」(上)

「全社員で、工場内の大掃除をしましょう」 私は、投資先会社の全社員の前でそう切り出した。 業界トップ、長らく経営改革を行ってこなかった老舗素材メーカーに常駐し、投資家として経営に参画する「ハンズオン」の、スタート初日だった。 投資家として数字を見るだけが、私の仕事ではない。工場に足を運び、経営者と話し、従業員の声を聞く。そうして、多くの無駄や非効率の種を見つけてきた。 この連載では、投資家という立場で、経営の現場に寄り添う「伴奏者」としての経験を皆様と共有できたらと感じている。

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