「三浦 充美」の記事一覧

深刻化するマイクロプラスチック問題。原因と対策を読み解く

"マイクロプラスチック”とは、投機された後に紫外線劣化などにより粉砕されたプラスチック片や、歯磨き粉などに利用されるスクラブビーズのような、直径5mm以下のプラスチックの総称である。社会的な問題となっているマイクロプラスチックについて、その背景や影響、企業や個人による対策の現状について解説する。

2021年展望  化粧品業界 急回復もレッドオーシャン化する中国市場

国内化粧品市場は厳しい環境が続く中で、多くの化粧品企業が来期以降の業績回復の牽引役として、中国経済圏での売上拡大を掲げている。しかし、中国市場は欧米、中国、韓国メーカーの勢いが増しており、レッドオーシャン化しつつある。グローバル競合が激化する化粧品市場において、消費者に向き合ったコミュニケーションの進化が差別化のカギとなる。

マスクの基準ない国、日本 JIS規格採用で生活の「質」改善を

マスク着用は、「生活習慣」として定着した。COVID-19(新型コロナウイルス)感染症の拡大から約1年半、性能や品質に基準のなかった日本で、業界団体によりJIS規格導入の動きが進む。本稿ではマスクの機能的な進化と課題、今後の方向性について考察した。

「新しい生活様式」(ニューノーマル) 化粧品業界に求められるDX対応

コロナウイルスによる影響が長期化し、化粧品の販売現場も、変化が迫られている。6月の商業施設の再開後も、美容部員による対面販売サービスや自由なテスター試用といった従来の販促活動が大幅に制限。デジタルトランスフォーメーション(DX)によるマーケティングの進化が欠かせない状況だ。

化粧品、Withコロナで流通戦略の再構築が加速か 販路構成で差が出た4-6月期業績

化粧品各社の2020年4-6月期決算が出揃った。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言を受けて、業績は軒並み大幅に悪化したものの、従来型流通チャネル依存度の高い企業と、自社EC比率の高い企業との間で、営業利益率で大きく差がついた。

新たな危機管理対応迫られる 消費財メーカー 新型コロナ

新型コロナウイルス「COVID-19」の感染者数は3月10日に110ヵ国・地域で11万人を超え、死者数は4,000人以上となった。また、日本国内の感染者も500人を超え、3月10日時点で28の国・地域が日本からの入国を制限し、日本からの入国者に入国後一定期間の行動制限措置をとるのは62カ国・地域にのぼっている。 筆者は2月13日に「消費財:新型肺炎でインバウンド需要減少、インパクトと課題」として中国での新型肺炎拡大による日本の消費関連企業への影響について考察をしたが、既に日本企業にとってはむしろ日本国内における新型肺炎感染拡大による事業への影響がより深刻になってきたといえる。

オンライン服薬指導の混乱 長期的な調剤薬局市場への影響

オンライン服薬指導をめぐる混乱が生じている。新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が再拡大する中、特例として時限的に解禁された「非接触服薬指導」と、9月施行の改正薬機法による「オンライン服薬指導」が並行する形になったためだ。この記事では、二つの制度の違いについて詳しく説明するとともに、オンライン服薬指導をめぐる混乱が、コロナの収束期に向けた調剤薬局経営へ与える影響についても考察する。

消費財業界:コロナ後の成長を見据え、ポートフォリオ最適化の検討を

上場化粧品・トイレタリー関連企業の2020年1-3月業績が出そろった。コロナ感染拡大の影響を受けた1-3月(3か月)の業績は化粧品業界と、洗浄・衛生用品等を含むトイレタリー/日用品業界で大きく明暗が分かれた。この傾向は4月以降にも継続、あるいは拡大し、消費財グループ各社の2020年度業績の格差は大きくなると見ている。

ヘルスケア事業に舵 花王、ライオン トイレタリー大手企業

コロナ禍で健康や衛生に対する意識が高まる中、花王やライオンなどトイレタリー(日用的な衛生商品、消費財)大手企業が、ヘルスケア事業の拡大を加速する方針を示している。消費者密着型のビジネスで蓄積したデータを活用し、消費者へのパーソナルサービス提供につなげることまでも視野に入っている。

診療報酬改定2020、改正薬機法で、再編加速する調剤薬局業界

2019年3月に閣議決定された「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律*(医薬品医療機器等法、以下薬機法)」が、2020年9月より一部施行された。今回の改正では調剤薬局に対し、「かかりつけ薬剤師・薬局機能」「健康サポート機能」「高度薬学管理機能」が求められるようになり、様々な義務が課せられる。対応する余力のない調剤薬局も多く、淘汰を含む業界の再編は更に進みそうだ。

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注目を集めるCSV経営とは?実現のための戦略と事例を解説

CSVとは、「Creating Shared Value(共通価値の創造)」の略語です。社会的価値を戦略的に追求すれば、経済的価値も自然に生まれるという考え方を指します。 社会の利益と一企業の利益を同時に追求できることから、持続可能な経営に必要な考え方として注目されているCSV。しかしCSRとの違いや具体的なメリット、経営への落とし込み方について詳しく知らない人も多いでしょう。 そこでこの記事では、CSV経営のメリット・デメリットや国内大手企業のCSV経営事例を解説。またCSVを実践するために必要な経営戦略についても、分かりやすく説明します。

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「日本製鐵がトヨタを提訴」の衝撃 業界最大手同士の大型裁判

「日本製鉄がトヨタ自動車を提訴」。2021年10月中旬に出たこのニュースを受け、鉄鋼業界に激震が走った。国内製造業の頂点に君臨するトヨタ自動車と、鉄鋼最大手の日本製鉄。長い間蜜月にあった両社が、裁判で争う事態は誰も想像していなかったからだ。

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印刷業界の現状と展望は?直面する課題や打開に向けた取り組みを紹介

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オーバーアロットメントとは 株価への影響や事例とともに解説

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