松岡 真宏 Masahiro Matsuoka

代表取締役 
共同社長執行役員

             

職歴

㈱野村総合研究所、バークレイズ証券会社を経て、1997年にUBS証券会社(現、UBS証券㈱)に入社し、1999年に株式調査部長兼マネージングディレクターに就任。2003年に㈱産業再生機構に入社し、マネージングディレクターに就任。2007年にフロンティア・マネジメント㈱を設立し、代表取締役に就任。2012年にフロンティア・マネジメント㈱の中国現地法人であるFrontier Management (Shanghai) Inc.(100%子会社)の董事長に就任。
著書に『「時間消費」で勝つ!』(共著、日本経済新聞出版社)、『宅配がなくなる日』(共著、日本経済新聞出版社)、『経営コンサルタントが読み解く 流通業の「決算書」』(監修、商業界)『持たざる経営の虚実』『時間資本主義の時代』(日本経済新聞出版社)などがある。

学歴

東京大学経済学部卒業

執筆一覧

料理宅配(デリバリー)の大問題

私は、料理宅配(デリバリー)を使わない。ビジネスモデルに深刻な問題を内包しているからだ。料理宅配業者の多くは赤字で、十分な税金を払っていない。道路など公共財の税負担だけでなく、配達員の交通事故リスクという側面からも、二重のFree Ride(タダ乗り)をしている。それでも赤字続きの料理宅配業界に、健全な発展は可能なのだろうか?

ネット広告は本当に効率的か 不快?過大評価?

インターネットを使った広告が急成長している。直近の広告費は、インターネットとテレビが同水準となった。個人の好みを把握し、ターゲットを定めて行うインターネット広告は、従来型のマス広告に比べ効果が高いとも言われている。しかし、マクロ数字で見る限り、日本の広告費の効率は上がっていない。我々はインターネット広告を、過大評価していないだろうか。

「SDGs」「ESG」は、どうだろうか? 半世紀前の環境問題から考える

現代の上場企業において、環境問題への対応抜きに経営は語れない。しかし、経営者も投資家も感性に従って判断し、根拠が必ずしも定まっていない“権威ある”主張を鵜呑みにしてはいないだろうか?半世紀ほど前、石油ショックを発端に、環境問題が大きな社会的論点となっていた時代がある。しかし、半世紀前の環境問題は、世界の様々な動きの中で雲散霧消した。現代における「SDGs」や「ESG」は、どうだろうか。

多すぎる?東証プライムの企業数 東証市場区分変更

2022年4月に迫る東証の市場区分変更に対して、否定的な意見が多い。プライム市場の企業が多すぎる、流動性が低い、などが批判の論点だ。しかし、世界の株式市場と比較して、東証の時価総額や流動性は劣後していない。プライム市場に残るための企業努力が日本企業全体の収益性を引き上げる可能性もあり、今回の区分変更はポジティブ面が過小評価されている。

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「クララが立った!」を英訳せよ

「クララが立った!」の翻訳は容易ではない。『アルプスの少女ハイジ』を知らない国の人に、「Clara stood up !」や「克拉拉站着!」と直訳しても意味を成さない。言葉には様々な意味や記号が埋められている。それは、年代、国、民族、言語で大きく異なるからだ。

「生存者バイアス」に惑わされるな

オーナー企業の礼賛、選択と集中への傾倒。これらは「生存者バイアス」という色眼鏡を通して物事を見るという、誤った視座によって生み出された幻だ。同じ戦略を採用して、消滅していった企業群への想いをはせ、冷静に企業分析をするクセを付ける必要がある。

RIZAP(ライザップ)をやってみた 社外取としての体験記

筆者は2020年6月、RIZAP(ライザップ)の社外取締役に就任した。同社のマネジメントに外部の目を生かして関わる以上、RIZAPの商品・サービスを経験しなければ始まらない。ということで、就任と同時に「ボディメイク」と呼ばれるRIZAPのサービスを開始。コロナによる自粛生活で生涯最高水準に達した筆者の体重は、現在ピーク比で▲10kgとなった。

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アリババは国有化されていくのか

アリババグループの金融・オンライン決済部門のアント・グループ(前アント・ファイナンス)は、2020年11月に予定されていた上場が延期され、そのまま現在に至っている。ジャック・マー氏の中国金融政策への批判発言から端を発し、アリババは金融業に限らず様々な制限が加えられていると報道されている。この記事では、アリババの現状とともに、中国のモバイル小口決済について考察したい。

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